手書き製図のメリット・デメリットとは?CAD導入が必ずしも最適解ではありません!

手書き製図のメリット・デメリットとは?CAD導入が必ずしも最適解ではありません!


手書き製図のメリットはどんなところにある?

コンピュータを使って設計をサポートしてくれる「CAD」。その機能性の高さから、CADを導入する企業が年々増えています。ただ、中には手書き製図にこだわっている企業もいまだ多くあるのも事実です。そもそも、CADの導入にはお金がかかります。小規模なCADツールの導入であっても、初期投資としてそれなりにまとまった額の準備が必要です。一方で、手書き製図であれば、文房具と紙さえあれば誰でもすぐに書き始められます。また、製図を書くためのスキルを、自分の手で書いて学ぶことができるのも、手書き製図のメリットです。もちろんCADの製図も経験を積むことでスキルを磨けます。ただ、ひとつひとつの線を自分で書く手書き製図のほうが、ひとつの製図を通して学べる知識や技術が多いと言われています。

ここに注意!手書き製図のデメリットとは?

導入が気軽で、製図スキルを身につけるという意味ではメリットが多い手書き製図ではあるものの、修正や訂正にかなりの手間がかかる点には注意が必要です。不要な線を書いてしまったりバージョン変更などが生じたときには、その線のみを選択的に消さなくてはなりません。一方で、CADであればその訂正作業は、ワンクリックで誰でもすぐできます。要は、どんなに慣れている人でもCADを使っている時より手書き製図は修正や訂正に時間がかかります。また、データの共有に際しても、CAD利用時に比べて圧倒的に手間がかかります。必要な図面をいちいちデータ化したり紙で印刷し、必要な相手に送付しなければなりません。

電気CADとは、電気設備に関する設備図・姿図・盤図・系統図や電力会社申請書作成など図面作成業務を効率化できる専用ソフトのことです。